よくあるご質問(FAQ)
弊社へよく頂くご質問について、お答えいたします。
- 治療装置の使用
- Airmini よくあるご質問
- AirSense11 よくあるご質問
- Lumis HFT よくあるご質問
治療装置の使用
患者さんの治療装置が夜間に停止するのはなぜですか?
いくつかの原因が考えられます。原因を特定して問題を解決するために、以下の点をご確認ください。
- 装置の電源がオンになっており、かつマスクが適切に調整されていることを確認します。マスクの調整方法の詳細は、マスクの装着と調整に関するFAQをご覧ください。患者さんがスマートスタート/ストップをオンにしている場合、激しい空気漏れが発生すると、装置が漏れに反応して自動的に停止します。
- 電源プラグが装置にしっかり適切に差し込まれているか確認します。正しく挿入されていれば、電源ボタンが点灯します。
- ACアダプタや装置本体に毛布などを掛けないようにします。
- フィルタがきれいな状態であることを確認します。詰まっている場合は、フィルタを交換します。
- S9シリーズの場合は、装置の蓋が適切に閉まっていることを確認します。患者さんが加湿器を使用している場合は、加湿器の蓋が閉まっていて、加湿器のチャンバーが完全に挿入されていることも確認してください。
- 患者さんが夜間にLCDを点灯させようとしてスタート/ストップボタンを押していないか確認します。この操作を行なうと、治療が中断されます。
- 画面にメッセージが表示されていないか確認します。表示されている場合は、その指示に従ってメッセージを消去します。
- 装置の電源プラグを抜き、それから再度差し込んでみます。
- 停電等が原因となって装置に電源が入らなくなっていることがあります。患者さんに、他の機器類(アラーム時計など)も同時に電源が落ちていないか尋ねてください。
- 患者さんがAirSense 10オートまたはAirCurve 10 CS-Aを使用している場合には、レスメドAirViewの遠隔アシスト機能で情報を確認し、リモートでトラブルシューティングを行なうこともできます。
患者さんが装置の使用中に喉の渇きや鼻づまりを経験しています。対策はありますか?
以下の対策を試してみてください。
- 加湿器。PAP装置などの睡眠時無呼吸の治療装置を使用すると、喉、鼻、口が乾燥したり、詰まったりする症状が出ることがあります。このような症状が起きるのは、装置から出る気流が患者さんの体の加湿機能を上回ることが少なくないからです。加湿器と加温チューブを使用して患者さんが吸入する空気中の湿度を上昇させると、問題の症状が軽減され、治療の快適性が増す可能性があります。
- 鼻腔うっ血除去薬。鼻アレルギーや鼻づまりは、夜間に患者さんが口呼吸をしたことが原因となって発生することがあります。口呼吸は喉と口を乾燥させ、睡眠時無呼吸の治療に悪影響を及ぼしかねません。鼻腔うっ血除去薬や抗ヒスタミン薬を導入すると、この問題を軽減できる可能性があります。
- あごストラップ。睡眠時無呼吸の治療中に患者さんの鼻や口が乾燥する原因の1つに、睡眠中に口が開いていることが挙げられます。あごストラップを使って夜間に患者さんの口が開かないようにすると、この問題が解消する可能性があります。
- フルフェイスマスク。慢性の鼻アレルギーや鼻中隔弯曲症など、鼻に関係する問題があると、鼻から呼吸しにくくなることがあります。そのような場合には、フルフェイスマスクをご検討ください。フルフェイスマスクなら、患者さんが鼻と口のどちらで呼吸していても治療を受けることができます。
患者さんが腹部の膨満感を訴えています。どう対応すべきでしょうか?
PAP装置を使用している患者さんが、腹部膨満感を経験することがあります。この問題は、特に治療を開始したばかりの時期によくみられます。患者さんが腹部膨満感を訴えている場合には、以下の対策を試してみてください。
- 空気を飲み込まないようにしてもらう。睡眠時無呼吸の治療を始めて間もない患者さんは、通常の呼吸よりも多くの空気を飲み込んでしまうことがあります。空気を飲み込むと膨満感の原因になります。治療装置の使用中もできるだけ普通に呼吸をするよう、患者さんに伝えてください。
- APAP(自動気道陽圧療法)装置を使用してみる。寝ている間に気道内圧を随時変化させる必要がある場合は、レスメドの治療装置AutoSet™の導入をご検討ください。この装置は、夜間の患者さんの呼吸パターンに合わせて自動で圧力を調節します。AutoSetを使用すると、患者さんがあまり加圧を必要としていないときに圧力が低く抑えられるので、腹部膨満感を軽減する効果が期待できます。
患者さんが、治療装置を使用しているとなかなか眠れないようです。何か解決策はあるでしょうか?
患者さんと以下の対策を試してみてください。
- 「ランプ」オプションを使用する:ランプ機能は、治療をより快適にするためのオプションです。この機能を使用すると、装置が処方された圧力よりも低い圧で始動し、最長45分かけてゆっくりと完全な治療圧力にまで加圧していきます。これにより、患者さんが楽に毎晩の治療を受けられるようになります。つまり、ランプ機能の使用時には、処方された治療圧力に達するまでの猶予が長いので、患者さんが快適に眠りにつくまでの時間を長くとることができます。レスメドの治療装置AirSense 11は、患者さんが入眠したことを自動検知し、その時点から圧力を高めていくAutoRamp機能を備えています。ぜひご利用ください。
- APAP装置を導入する:寝ている間に気道内圧を随時変化させる必要がある場合は、レスメドの治療装置AutoSet™の導入をご検討ください。この装置は、夜間の患者さんの呼吸ニーズに合わせて自動で圧力を調節することができます。
- EPR機能を利用する:レスメドの治療装置は、患者さんが息を吐くときに圧力を軽減する呼気圧力軽減(EPR)機能を備えています。この機能は、自然な動作で楽に息を吐くことができるように患者さんをサポートします。
- 治療に慣れるまで様子をみる:患者さんが治療に慣れるまでには、ある程度の時間が必要です時間が経てば、PAP装置とマスクを使用しても毎晩快適に眠れるようになる患者さんがほとんどです。なかには慣れるために日中にマスクを装着し、治療装置を稼働させた状態でテレビを観るなどして過ごしている方もいます。
患者さんが装置の電源をオフにして電気を節約したいと考えています。認めてもよいものでしょうか?
節電モードを使用すると、電力消費量を節減することができます。このモードは、スタート/ストップボタンを3秒間押し続けると有効になります。それでも患者さんが装置の電源プラグを抜きたいと望むのであれば、治療終了後に2分以上待機してから、プラグを抜くように伝えましょう。
遠隔モニタリングを使用して患者さんのデータを追跡している場合は、データ送信のために電源をオンにしておく必要があります。
加湿器の洗浄
定期的にメンテナンスや洗浄を行なうことで、加湿器の性能を良好に保つとともに、患者さんに気持ちよく治療を受けてもらうことができます。
患者さんに加湿器の水チャンバーを洗浄してもらう頻度はどのくらいがよいでしょうか?
加湿器の取扱説明書に、装置とその構成品のお手入れの仕方が記載されています。一般に、水チャンバーは毎日ぬるま湯と中性洗剤で洗い、きれいな水でよくすすいで、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させてください。また、月に1回は水チャンバーに損耗や劣化がないか点検し、構成品に亀裂、曇り、へこみなどがあれば交換してください。
以下のものは、加湿器に損傷を与え、製品寿命を縮めてしまうおそれがあります。加湿器を洗浄する際に使用しないよう、患者さんに注意を促してください。
- 漂白剤や、塩素、アルコール、またはアンモニアを含む溶液
- 保湿剤、抗菌剤、またはグリセリンを含む石鹸
- 水軟化剤および未承認の水垢除去剤
以下でも、レスメドの加温加湿器のお手入れ方法についてご説明しますので、ご参照ください。
毎日
- チャンバーの蓋、プレート、ベースを取り外して洗浄します。ぬるま湯と中性洗剤を使用します。
- きれいな水でよくすすぎ、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させます。
毎月
- フリップ式の蓋からシールをはがし、ぬるま湯と中性洗剤で洗います。
- 湿らせた布と中性洗剤を使用して、加湿器の外側を拭きます。
チャンバーの蓋、プレート、ベースは、食器洗い機での洗浄も可能です。その場合は、食器洗い機の上段に置き、デリケートモードやガラス食器モードといった弱めのモードを選択してください。水チャンバーに白い粉状の沈殿物がある場合は、食用酢を1:10の割合で薄めた水溶液で洗浄してください。
患者さんにClimateLineまたはSlimLineのチューブを洗浄してもらう頻度はどのくらいがよいでしょうか?また、洗浄方法はどのようなものでしょうか?
洗浄の詳しい手順については、チューブの取扱説明書をご確認ください。一般論としては、毎日の使用後にカフのつまみを引いて、エアチューブを取り外す必要があります。外したエアチューブは、次に使用するまでの間、清潔で湿度の低い場所に掛けておいてください。
注意:エアチューブを直射日光の当たる場所に掛けておかないようにしてください。素材が硬化し、亀裂が生じる原因になります。
エアチューブは洗濯機や食器洗い機で洗浄しないでください。
週に1回はカフのつまみを引いて治療装置とマスクからエアチューブを取り外し、ぬるま湯と中性洗剤でエアチューブを洗浄するようにしましょう。チューブをよくすすいだら、清潔で湿度の低い場所に掛けて乾燥させます。次に装置を使うときに、エアチューブをエアチューブ接続口とマスクに接続してください。
加湿器を複数の患者さんに流用する場合には、消毒をどのようにすべきでしょうか?
レスメドは、睡眠専門クリニックや病院などの医療施設で複数の患者さんに使用する加温加湿器の洗浄と消毒について、有効性を確認した一定の手順を推奨しています。具体的な手順は、加湿器の消毒ガイドをご覧ください。
もっとも、消毒の手順は地域によって異なります。そのため、レスメドのガイドの記載内容を実践する前に、各医療機関が定める手順を確認するようにしてください。
装置とSDカード
SD(セキュアデジタル)カードは、装置に同梱されているものを使用することをお勧めします。装置に同梱されているカードなら、法的に定められた安全基準への適合が確認されているからです。
レスメドでは、法的な安全要件(IEC 60601-1など)を満たしていることを確認したうえで、SDカードを治療装置や付属品とともに提供しています。市販のカードがすべて法的要件をクリアしているとは限りません。また、市販のカードのなかにはレスメド製装置での動作が検証・確認されていないものもあります。
レスメドの睡眠治療装置はSDカードの容量をどのくらい使用しますか?
睡眠治療装置によって異なります。たとえば、S9シリーズの装置の場合は、1GBのSDカードで365日分の使用データと30日分の詳細データ、および7日分の高解像度データを保存できます。AirSense 10オートまたはAirCurve 10 CS-Aで同じカードを使用した場合は、使用データは最大で365日分、詳細データと高解像度データはどちらも最大30日分保存できます。
装置でminiSDカードまたはmicroSDカードを使用することはできますか?
いいえ、できません。アダプタを使えば、そのようなSDカードであっても装置で動作しますが、その場合、治療装置がIEC 60601-1の医用電子機器の安全に関する要求事項を満たさなくなります。このことから、レスメドではminiSDカードやmicroSDカードを使用しないよう推奨しています。
患者さんが自身の治療装置でSDHC、mini SDHC、micro SDHC、SDXCの各カードを使用することはできますか?
いいえ、できません。Secure Digital High Capacity(SDHC)カードは、mini SDHC、micro SDHC、SDXCカードなども含め、レスメドの睡眠治療装置では使用できません。
SDカードを取り出して新しいカードを挿入する場合に、推奨される方法は?
AirSense 10オートとAirCurve 10 CS-Aは、SDカードスロットを開けるとSDカードが中に入っています。SDカードを取り出すときは、SDカードをいったん押し込んで放し、出てきたカードを引き出します。SDカードを挿入するときは、SDカードを装置に入れてカチッと音がするまで押し込みます。なるべく装置の電源をオフにしてから、SDカードを挿入してください。ただし、装置の電源がオンの状態でも、治療中でなければ、SDカードを挿入することは可能です。カードを取り外してデータを確認する必要がある場合は、治療を中止した後、少なくとも2分間は待機してから、SDカードを取り外すようにしてください。
AirSense 10とAirCurve 10の機種はいずれも、SDカードスロットの隣に、SDカード取り出しの可否を示すLEDが付いています。LEDが点滅しているときは、装置がSDカードを使用中ですので、処理が終わるまで待機する必要があります。LEDが消えていれば、SDカードを安全に取り外すことができます。
旅行先での装置の使用
患者さんが旅行に行くのですが、商用電源が確保できるかどうか定かではないそうです。何か対策はありますか?
はい。レスメドが提供している DCコンバータ を使用すると、車やボートのバッテリなどをレスメドの睡眠治療装置の電源として利用することができます。詳しくは在宅医療会社にお問い合わせください。換気装置にはDCコンバータを使用できませんのでご注意ください。
旅行に適した軽量の付属品はありますか?
はい。レスメドのSlimLineチューブは、一般市場の中で軽量クラスの柔軟なチューブです。従来のCPAPチューブに比べて重量を40%、厚さを20%抑え、収納に必要なスペースも35%少なくなっているので、旅行に最適です。無駄のない設計により、患者さんがベッドで動いてもマスクが引っ張られることが少ないため、マスクが安定し密閉性が保たれます。
患者さんが旅行に睡眠治療装置を持っていきたいそうです。機器の保護に関してアドバイスはありますか?
レスメド製睡眠治療装置の携行には、レスメドのレスメドAirMini、AirSense 10オート、AirCurve 10 CS-A用キャリーバッグが最適です。治療装置から加湿器、チューブ、マスクに至るまで、必要なもの一式を安全に持ち運ぶことができる頑丈なバッグです。クレンジングワイプや予備のフィルタといった付属品の収納部もあります。
厚いパッドによる保護と荷造りのしやすさを両立しているだけでなく、手提げと肩掛けのどちらも可能で持ち運びがしやすくなっています。
常時の換気を必要としながら、ずっと自宅にいるのは嫌だという患者さんがいます。移動中に換気装置を保護するために、どのような対策をとるべきでしょうか?
レスメドは、AstralおよびNIPネーザルV/ クリーンエアVELIAの付属品専用の頑丈なキャリーバッグを提供しています。レスメドのバッグはいずれもベッドや車いすに取り付け可能です。また、中の装置のユーザーインターフェイスにアクセスできる構造になっているので、装置を取り出さなくてもアラームやコントロールを見たり、操作したりすることができます。
Astral移動用バッグ は、旅行中に生命維持換気装置Astralとその付属品を保護できる専用バッグです。手提げとしてはもちろん、幅広で快適な肩ストラップを使ってバックパックとして背負うこともできるため、持ち運びが容易です。また、収納したままの状態で装置を直接確認・操作できるほか、中で装置のアラームが作動した場合の音量も十分(45~75 dBAの5段階)なので、安全と安心の確保にも威力を発揮します。
NIPネーザルV/ クリーンエアVELIA移動用バッグは、衝撃やほこり、水から中の装置を守る頑丈な専用バッグです。
Airmini よくあるご質問
エアチューブに何種類もコネクタがあるのはなぜですか。
レスメドAirMiniのエアチューブでは、本体や対応するマスク(20シリーズのマスクやレスメドAirMini用AirFit P10マスクなど)との接続に専用のコネクタを使用します。CPAP治療のための新しいテクノロジー(ActiveAir呼気排出孔、HumidX無給水加湿システム、レスメドAirMini本体の小型化など)を導入しつつ、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現するには、この専用コネクタの採用が欠かせませんでした。コネクタは最新のレスメド製マスクに対応しており、AirSenseなどのCPAPシステムをお使いの場合でも、レスメドAirMiniシステムに簡単に切り替えることができます。
ActiveAirテクノロジーの仕組みを教えてください。
通常のマスクには、呼気排出孔として1つ以上の孔が開いており、吸気の前に呼気を排出する機能を果たしています。この仕組みはCO2の再呼吸を最小限に抑えると同時に、最低限のPAP圧でも必要十分な空気排出量を確保するためのものです。通常のマスクの場合、PAP圧が高くなるにつれて排出量が増えていきます。ところが、必要十分な排出量を超える空気を排出しても、メリットは特にありません。ActiveAirは、CPAP圧に反応して動作するシリコン膜の安全弁を採用しています。マスク内の圧力が高まると、ActiveAirにより、システムからのCO2ウォッシュアウトが維持される水準まで空気の排出が抑制されます。その結果、レスメドAirMini装置の圧力が高いときの空気排出量が少なくなります。
呼気排出孔の位置を変更した理由は何ですか。
呼気排出孔の位置変更により、患者さんやマスクと呼気排出孔との間にパッシブ加湿器「HumidX」を取り付けることができるようになりました。HumidXは、患者さんの吐く息が外に排出される前に、その呼気から温熱と湿気を取り込む仕組みになっています。そのため、正しく機能を発揮させるには、呼気排出孔の位置変更が欠かせませんでした。
HumidXの仕組みを教えてください。
オプションのHumidXシステムをエアチューブに取り付けると、患者さんの呼気がマスクの排出孔に到達する前に、HumidXを通過するようになります。HumidXは、排出前の呼気から温熱と湿気を取り込み、吸気に戻す役割を果たします。HumidXの動作は、鼻の自然な加湿プロセスを模したものであり、CPAP治療中の吸気の湿度を高める効果があります。以上のような仕組みが、使いやすさと呼吸の快適さの向上につながっています。
HumidXはどのくらいの頻度で交換する必要がありますか。
HumidXは開封後30日で交換しなければなりません。30日間毎日HumidXを使用していたわけでなくても、交換が必要です。HumidXの設計寿命は、治療期間内の使用日数ではなく、開封後の日付に基づきます。
30日以上、HumidXを使用するとどうなりますか。
レスメドは30日を超えるHumidXの使用を推奨していません。HumidXには設計寿命を超える期間のテストを実施していますが、レスメドがサポートしている安全使用期間は30日です。30日を超えてHumidXを使用すると、清潔さ、加湿性能、呼吸の快適さが低下し、レスメドAirMiniの安全で効果的な使用に悪影響が及ぶ可能性があります。HumidXをはじめ、レスメドAirMiniシステムの構成要素は、いずれも取扱説明書に従って定期的にメンテナンスするようにしてください。
レスメドAirMiniシステムはどのような治療モードを備えていますか。
レスメドAirMiniの治療モードは、AirSense 10 オートとまったく同じで、CPAP、AutoSet(レスポンスのオプションあり)、AutoSet For Herの3種類があります。
どうしてユーザーインターフェイスがないのですか。
レスメドAirMiniは、患者さんの好みに応じて、シンプルな操作性と豊かな使用感のどちらも選択できるように設計されています。そのため、レスメドAirMiniはシンプルにボタン1つで操作することも、付属アプリで充実した機能を使用しながら治療を受けることも可能です。
レスメドAirMiniと組み合わせて使用できるマスクの種類が限られているのはなぜですか。
レスメドAirMiniシステムは、ActiveAirとHumidXという2つのテクノロジーを使用することにより、世界最小クラスのCPAP装置でありながら、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現しています。そのため、レスメドAirMiniやこれらの革新的なテクノロジーに適合した新しいマスク群を開発する必要がありました。
レスメドAirMiniとスマートデバイスの接続方法を教えてください。
レスメドAirMini本体をスマートデバイスに接続する前に、最新バージョンのレスメドAirMiniアプリをスマートデバイスにインストールしておく必要があります。最新バージョンをインストールしていない場合は、App Store™またはGoogle Play™からレスメドAirMiniアプリをダウンロードしてください。ダウンロードが終わったらレスメドAirMini本体を正しく設定し、電源にプラグを差し込みます。設定の詳細は、装置の取扱説明書をご確認ください。次に、スマートデバイスでBluetooth®を有効にします。Bluetooth®を有効にする方法は、スマートデバイスの取扱説明書を参照してください。レスメドAirMiniアプリの初回起動時に、Cookieの使用に対する同意の確認と、レスメドの利用規約およびプライバシーポリシーの承諾が求められます。ようこそ画面でチェックボックスをオンにして、[続行]をタップします。レスメドAirMiniアプリでレスメドAirMini本体のBluetooth®ボタンを押すよう促すメッセージが表示されたら、本体のBluetooth®ボタンを押します。レスメドAirMiniでBluetooth®を使用でき、接続準備が整った状態になると、レスメドAirMini本体のランプが青く点滅を始めます。スマートデバイスで、[接続]をタップします。レスメドAirMini本体が検出されたら、付属品選択リストに「ResMedXXXXXX」という装置名が表示されます。リストから、この装置名を選択します。レスメドAirMiniとスマートデバイスを初めて接続するときは、認証の手続きが必要になります。レスメドAirMiniアプリでメッセージが表示されたら、[スキャンコード]をタップして、認証プロセスを開始します。レスメドAirMiniアプリに、スマートデバイスのカメラの使用を許可して、カメラの表示フレーム内に装置のQRコードを映すように促すメッセージが表示されます。注意:QRコードはレスメドAirMini本体の背面にあります。このほか、機器の背面に記載されている4桁のキーを入力して、認証を受けることもできます。最後に[続行]をタップします。接続に成功したら、レスメドAirMiniアプリの右上にBluetooth®接続アイコンが表示されます。注意:レスメドAirMiniは電源につながっている限り、待機モードで電源オンの状態になっています。電源につながっているレスメドAirMiniにBluetooth®をオンにした認証済みスマートデバイスが近づくと、両者が自動的に接続されます。1台の装置に一度に接続するスマートデバイスの数は、1つだけにしてください。
AirSense11 よくあるご質問
AirSense11とAirSense10に関する違いは何ですか?
AirSense11は、AirSense10と同様に、AutoSetアルゴリズムとAutoSet Fモードアルゴリズムを含む実績のある治療モードを提供します。AirSense11には、患者さんの体験を向上させ、患者さんが治療に慣れるサポートをするために設計された新しい機能があります。その内容には以下が含まれます:
- タッチスクリーンを採用し、直感的な操作を可能にしました。
- Care Check-In機能により、患者さんが医療従事者に装置の使用状況や使用感等主観的な情報をフィードバックすることを可能にしました。
- AirSense11からBluetoothにて接続可能になったmyAirアプリに、パーソナルセラピーアシスタント(PTA)が新機能として追加されました。PTAは装置や付属品のセットアップ、使用方法、トラブルシューチングの動画を提供し、ストレスなく治療に参画できるように設計されています。
- OTA(Over-the-Air)、ワイヤレス通信によるソフトウェアアップグレードが可能になりました。OTAのアップデート機能により、レスメドのCPAPソフトウェアのアップデートを装置に直接送信することができます。ソフトウェアのメンテナンスに加え、将来のリモートアップデートでは、医療従事者や在宅医療会社への価値を高め続けながら、患者さんが快適に過ごせるように設計された新機能が追加される可能性があります。
AirSense11は、数日分のデータを本体で確認することができますか?
AirSense11では、前夜のデータしか表示されません。複数のデータを確認するには、myAirアプリまたはAirViewを使用することをお勧めします。
装置設定時に一度回答したCare Check-Inの質問に再度回答することはできますか?
一度Care Check-Inの質問に回答した場合、再度、初期の質問に戻ることはできません。初期のCare Check-Inの回答を再度行う場合は、装置の初期設定と装置データの消去を行ってください。
AirSense11装置や付属品はどのくらいの頻度でお手入れをすれば良いですか?
以下の手順は家庭での洗浄手順であり、AirSense11のユーザーガイドに記載されています。複数患者の再使用を目的とした装置の再処理に関しては、クリニカルガイドをご参照ください。装置、加湿器タブ、エアチューブ、エアチューブ接続口は、説明に従って洗浄してください。
毎日
- 加湿器タブを空にし、清潔な使い捨ての布でよく拭いてください。直射日光の当たらない場所で乾燥させる。
- 加湿器タブに精製水を補充する。
週1回
- 加湿器タブ、エアチューブ、エアチューブ接続口を家庭用食器洗い用洗剤でぬるま湯で洗います。55℃以上のお湯で洗わないでください。
- 各部品を水で十分にすすいでください。
- 直射日光や熱の当たらない場所で乾燥させます。
- 本装置の外部を乾いた布で拭いてください。
注意
- 加湿器タブは、食洗機のデリケートモードで洗うことができます(一番上の段でのみ)。
- エアチューブは、食洗機や洗濯機で洗わないでください。
- エアフィルターは、洗浄や再利用ができません。
- マスクの洗浄に関する詳細な手順については、マスクのユーザーガイドを参照してください。
AirSense11はRPS IIと互換性がありますか?それとも、外部電源を使用することができますか?
AirSense11はRPS IIと互換性がありません。また、AirSense11に対する他社製のバッテリーの推奨はしておりません。
患者さんのスマートフォンのBluetoothが有効でない場合はどうなりますか?
myAirアプリやAirSense11装置の使用には、Bluetoothは必要ありません。患者さんがmyAirアプリをダウンロードし、スマートフォンのBluetoothを無効にしている場合、myAirアプリにAirSense11の装置情報を手動入力することで、連携することができます。その場合、パーソナルセラピー(PTA)機能の一部を引き続き使用することができますが、テストドライブ機能については、Bluetoothによるペアリングが必要になります。
患者さんは装置を開始するたびに、「医療従事者」か「ユーザー」かのいずれかを選択 するよう求めれますか?
いいえ。患者さんが「医療従事者」か「ユーザー」の選択を促されるのは最初の1回だけです。しかし、選択を行わずに治療開始のスタートボタンを押して治療を開始した場合には、装置を再起動すると選択が再び表示されます。
AirSense10同様に、P10マスクを使用するとAirSense 11のスマートスタート/スマートストップ機能に影響が出ますか?
AirSense11 ユーザーガイドより:ピローマスクを使用していて設定圧力が7cmH2O(7hPa)未満の場合、スマートストップは機能しないため、無効になります。
Care Check-Inでは、どのような質問がされるのですか?
Care Check-Inでは、患者さんの治療の最初の約30日間を通して、一連の質問をします。
- 治療の開始時に、患者さんにベースラインになる質問をします。例えば、“治療を始める前は、日中どの程度の眠気を感じていましたか?”
- 治療の初期には、週に1回程度、さらにいくつかの質問をします。例えば、以下のようなものです。
ⅰ「今週はどの程度眠気を感じましたか?」
ⅱ「治療はどうですか?」
ⅲ「最も困っていること/気になることは何ですか?」
Lumis HFT よくあるご質問
ハイフロー酸素療法の動作音はうるさいですか?
うるさいかどうかは主観になりますが、動作音は流量の設定によって異なります。Lumis HFTは静音設計になっているので、使用中に眠ったり話したりすることができます。
Lumis HFTの使用中に、口で呼吸をすることはできますか?
はい。ただし、口呼吸をしていると、治療の効果が低下する可能性があります。
ハイフロー酸素療法の使用状況をどうモニタリングするのでしょうか?
Lumis HFTは治療データと装置データを記録し、簡単な操作で装置の使用状況をモニタリングできます。パルスオキシメーターと接続すると、SpO2を記録できます。また、呼吸装置治療支援プログラムレスメドAriView®により、装置データの遠隔モニタリングも可能です。
ハイフロー酸素療法はネブライザーと併用できますか?
ハイフロー酸素療法のウォッシュアウトにより、薬剤の沈着が少なくなるため、お勧めしません。
ハイフロー酸素療法では酸素の添加が必須なのでしょうか?
Lumis HFTは酸素添加の有無にかかわらず使用することができますが、担当医の処方に従ってください。
Lumis HFTと組み合わせて使用できる酸素供給源は何ですか? また、どのくらいの量の酸素を添加できますか?
酸素濃縮器から最大15L/分の酸素を定流量でLumis HFTに添加できます。あるいは、患者さん自宅の酸素ボンベや、病院では壁面の供給口を酸素供給源とすることも可能です。
Lumis HFTではどのような種類の鼻カニューラを使用できますか?
Lumis HFTではレスメドAcuCare HFNCカニューラの使用がバリデートされています。患者さんに合わせてサイズを選択してください。
装置にアラーム機能はついていますか?
Lumis HFTは、アラーム音を鳴らす設計をしておりませんが、安全のためにアラートメッセージを表示し、装置の動作を調整する機能を備わっています。一部のアラートは設定変更可能で(水チャンバーが空になったときのアラートなど)、それら以外のアラートは常時オンになっています。
侵襲的療法や気管切開を伴う場合にLumis HFTを使用することはできますか?
いいえ、侵襲的療法や気管切開を伴う場合には、Lumis HFTの使用は禁忌です。
装置のウォームアップにかかる時間はどのくらいですか? 患者さんはすぐに治療を開始できるのでしょうか? また、乾燥モードの所要時間はどのくらいですか?
ウォームアップには、そのときの室温に応じて10~20分ほどかかります。ウォームアップの途中いつもでも治療を開始できますが、ウォームアップが完了してから治療を開始することをお勧めします。治療が中止されると、装置は自動で乾燥モードになり、90分後に待機モードに入ります。
酸素用ブレンダーの使用は必要ですか?
いいえ。酸素は供給源から添加され、装置内で空気と混合されます。
治療装置の使用
治療装置の使用
患者さんの治療装置が夜間に停止するのはなぜですか?
いくつかの原因が考えられます。原因を特定して問題を解決するために、以下の点をご確認ください。
- 装置の電源がオンになっており、かつマスクが適切に調整されていることを確認します。マスクの調整方法の詳細は、マスクの装着と調整に関するFAQをご覧ください。患者さんがスマートスタート/ストップをオンにしている場合、激しい空気漏れが発生すると、装置が漏れに反応して自動的に停止します。
- 電源プラグが装置にしっかり適切に差し込まれているか確認します。正しく挿入されていれば、電源ボタンが点灯します。
- ACアダプタや装置本体に毛布などを掛けないようにします。
- フィルタがきれいな状態であることを確認します。詰まっている場合は、フィルタを交換します。
- S9シリーズの場合は、装置の蓋が適切に閉まっていることを確認します。患者さんが加湿器を使用している場合は、加湿器の蓋が閉まっていて、加湿器のチャンバーが完全に挿入されていることも確認してください。
- 患者さんが夜間にLCDを点灯させようとしてスタート/ストップボタンを押していないか確認します。この操作を行なうと、治療が中断されます。
- 画面にメッセージが表示されていないか確認します。表示されている場合は、その指示に従ってメッセージを消去します。
- 装置の電源プラグを抜き、それから再度差し込んでみます。
- 停電等が原因となって装置に電源が入らなくなっていることがあります。患者さんに、他の機器類(アラーム時計など)も同時に電源が落ちていないか尋ねてください。
- 患者さんがAirSense 10オートまたはAirCurve 10 CS-Aを使用している場合には、レスメドAirViewの遠隔アシスト機能で情報を確認し、リモートでトラブルシューティングを行なうこともできます。
患者さんが装置の使用中に喉の渇きや鼻づまりを経験しています。対策はありますか?
以下の対策を試してみてください。
- 加湿器。PAP装置などの睡眠時無呼吸の治療装置を使用すると、喉、鼻、口が乾燥したり、詰まったりする症状が出ることがあります。このような症状が起きるのは、装置から出る気流が患者さんの体の加湿機能を上回ることが少なくないからです。加湿器と加温チューブを使用して患者さんが吸入する空気中の湿度を上昇させると、問題の症状が軽減され、治療の快適性が増す可能性があります。
- 鼻腔うっ血除去薬。鼻アレルギーや鼻づまりは、夜間に患者さんが口呼吸をしたことが原因となって発生することがあります。口呼吸は喉と口を乾燥させ、睡眠時無呼吸の治療に悪影響を及ぼしかねません。鼻腔うっ血除去薬や抗ヒスタミン薬を導入すると、この問題を軽減できる可能性があります。
- あごストラップ。睡眠時無呼吸の治療中に患者さんの鼻や口が乾燥する原因の1つに、睡眠中に口が開いていることが挙げられます。あごストラップを使って夜間に患者さんの口が開かないようにすると、この問題が解消する可能性があります。
- フルフェイスマスク。慢性の鼻アレルギーや鼻中隔弯曲症など、鼻に関係する問題があると、鼻から呼吸しにくくなることがあります。そのような場合には、フルフェイスマスクをご検討ください。フルフェイスマスクなら、患者さんが鼻と口のどちらで呼吸していても治療を受けることができます。
患者さんが腹部の膨満感を訴えています。どう対応すべきでしょうか?
PAP装置を使用している患者さんが、腹部膨満感を経験することがあります。この問題は、特に治療を開始したばかりの時期によくみられます。患者さんが腹部膨満感を訴えている場合には、以下の対策を試してみてください。
- 空気を飲み込まないようにしてもらう。睡眠時無呼吸の治療を始めて間もない患者さんは、通常の呼吸よりも多くの空気を飲み込んでしまうことがあります。空気を飲み込むと膨満感の原因になります。治療装置の使用中もできるだけ普通に呼吸をするよう、患者さんに伝えてください。
- APAP(自動気道陽圧療法)装置を使用してみる。寝ている間に気道内圧を随時変化させる必要がある場合は、レスメドの治療装置AutoSet™の導入をご検討ください。この装置は、夜間の患者さんの呼吸パターンに合わせて自動で圧力を調節します。AutoSetを使用すると、患者さんがあまり加圧を必要としていないときに圧力が低く抑えられるので、腹部膨満感を軽減する効果が期待できます。
患者さんが、治療装置を使用しているとなかなか眠れないようです。何か解決策はあるでしょうか?
患者さんと以下の対策を試してみてください。
- 「ランプ」オプションを使用する:ランプ機能は、治療をより快適にするためのオプションです。この機能を使用すると、装置が処方された圧力よりも低い圧で始動し、最長45分かけてゆっくりと完全な治療圧力にまで加圧していきます。これにより、患者さんが楽に毎晩の治療を受けられるようになります。つまり、ランプ機能の使用時には、処方された治療圧力に達するまでの猶予が長いので、患者さんが快適に眠りにつくまでの時間を長くとることができます。レスメドの治療装置AirSense 11は、患者さんが入眠したことを自動検知し、その時点から圧力を高めていくAutoRamp機能を備えています。ぜひご利用ください。
- APAP装置を導入する:寝ている間に気道内圧を随時変化させる必要がある場合は、レスメドの治療装置AutoSet™の導入をご検討ください。この装置は、夜間の患者さんの呼吸ニーズに合わせて自動で圧力を調節することができます。
- EPR機能を利用する:レスメドの治療装置は、患者さんが息を吐くときに圧力を軽減する呼気圧力軽減(EPR)機能を備えています。この機能は、自然な動作で楽に息を吐くことができるように患者さんをサポートします。
- 治療に慣れるまで様子をみる:患者さんが治療に慣れるまでには、ある程度の時間が必要です時間が経てば、PAP装置とマスクを使用しても毎晩快適に眠れるようになる患者さんがほとんどです。なかには慣れるために日中にマスクを装着し、治療装置を稼働させた状態でテレビを観るなどして過ごしている方もいます。
患者さんが装置の電源をオフにして電気を節約したいと考えています。認めてもよいものでしょうか?
節電モードを使用すると、電力消費量を節減することができます。このモードは、スタート/ストップボタンを3秒間押し続けると有効になります。それでも患者さんが装置の電源プラグを抜きたいと望むのであれば、治療終了後に2分以上待機してから、プラグを抜くように伝えましょう。
遠隔モニタリングを使用して患者さんのデータを追跡している場合は、データ送信のために電源をオンにしておく必要があります。
加湿器の洗浄
定期的にメンテナンスや洗浄を行なうことで、加湿器の性能を良好に保つとともに、患者さんに気持ちよく治療を受けてもらうことができます。
患者さんに加湿器の水チャンバーを洗浄してもらう頻度はどのくらいがよいでしょうか?
加湿器の取扱説明書に、装置とその構成品のお手入れの仕方が記載されています。一般に、水チャンバーは毎日ぬるま湯と中性洗剤で洗い、きれいな水でよくすすいで、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させてください。また、月に1回は水チャンバーに損耗や劣化がないか点検し、構成品に亀裂、曇り、へこみなどがあれば交換してください。
以下のものは、加湿器に損傷を与え、製品寿命を縮めてしまうおそれがあります。加湿器を洗浄する際に使用しないよう、患者さんに注意を促してください。
- 漂白剤や、塩素、アルコール、またはアンモニアを含む溶液
- 保湿剤、抗菌剤、またはグリセリンを含む石鹸
- 水軟化剤および未承認の水垢除去剤
以下でも、レスメドの加温加湿器のお手入れ方法についてご説明しますので、ご参照ください。
毎日
- チャンバーの蓋、プレート、ベースを取り外して洗浄します。ぬるま湯と中性洗剤を使用します。
- きれいな水でよくすすぎ、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させます。
毎月
- フリップ式の蓋からシールをはがし、ぬるま湯と中性洗剤で洗います。
- 湿らせた布と中性洗剤を使用して、加湿器の外側を拭きます。
チャンバーの蓋、プレート、ベースは、食器洗い機での洗浄も可能です。その場合は、食器洗い機の上段に置き、デリケートモードやガラス食器モードといった弱めのモードを選択してください。水チャンバーに白い粉状の沈殿物がある場合は、食用酢を1:10の割合で薄めた水溶液で洗浄してください。
患者さんにClimateLineまたはSlimLineのチューブを洗浄してもらう頻度はどのくらいがよいでしょうか?また、洗浄方法はどのようなものでしょうか?
洗浄の詳しい手順については、チューブの取扱説明書をご確認ください。一般論としては、毎日の使用後にカフのつまみを引いて、エアチューブを取り外す必要があります。外したエアチューブは、次に使用するまでの間、清潔で湿度の低い場所に掛けておいてください。
注意:エアチューブを直射日光の当たる場所に掛けておかないようにしてください。素材が硬化し、亀裂が生じる原因になります。
エアチューブは洗濯機や食器洗い機で洗浄しないでください。
週に1回はカフのつまみを引いて治療装置とマスクからエアチューブを取り外し、ぬるま湯と中性洗剤でエアチューブを洗浄するようにしましょう。チューブをよくすすいだら、清潔で湿度の低い場所に掛けて乾燥させます。次に装置を使うときに、エアチューブをエアチューブ接続口とマスクに接続してください。
加湿器を複数の患者さんに流用する場合には、消毒をどのようにすべきでしょうか?
レスメドは、睡眠専門クリニックや病院などの医療施設で複数の患者さんに使用する加温加湿器の洗浄と消毒について、有効性を確認した一定の手順を推奨しています。具体的な手順は、加湿器の消毒ガイドをご覧ください。
もっとも、消毒の手順は地域によって異なります。そのため、レスメドのガイドの記載内容を実践する前に、各医療機関が定める手順を確認するようにしてください。
装置とSDカード
SD(セキュアデジタル)カードは、装置に同梱されているものを使用することをお勧めします。装置に同梱されているカードなら、法的に定められた安全基準への適合が確認されているからです。
レスメドでは、法的な安全要件(IEC 60601-1など)を満たしていることを確認したうえで、SDカードを治療装置や付属品とともに提供しています。市販のカードがすべて法的要件をクリアしているとは限りません。また、市販のカードのなかにはレスメド製装置での動作が検証・確認されていないものもあります。
レスメドの睡眠治療装置はSDカードの容量をどのくらい使用しますか?
睡眠治療装置によって異なります。たとえば、S9シリーズの装置の場合は、1GBのSDカードで365日分の使用データと30日分の詳細データ、および7日分の高解像度データを保存できます。AirSense 10オートまたはAirCurve 10 CS-Aで同じカードを使用した場合は、使用データは最大で365日分、詳細データと高解像度データはどちらも最大30日分保存できます。
装置でminiSDカードまたはmicroSDカードを使用することはできますか?
いいえ、できません。アダプタを使えば、そのようなSDカードであっても装置で動作しますが、その場合、治療装置がIEC 60601-1の医用電子機器の安全に関する要求事項を満たさなくなります。このことから、レスメドではminiSDカードやmicroSDカードを使用しないよう推奨しています。
患者さんが自身の治療装置でSDHC、mini SDHC、micro SDHC、SDXCの各カードを使用することはできますか?
いいえ、できません。Secure Digital High Capacity(SDHC)カードは、mini SDHC、micro SDHC、SDXCカードなども含め、レスメドの睡眠治療装置では使用できません。
SDカードを取り出して新しいカードを挿入する場合に、推奨される方法は?
AirSense 10オートとAirCurve 10 CS-Aは、SDカードスロットを開けるとSDカードが中に入っています。SDカードを取り出すときは、SDカードをいったん押し込んで放し、出てきたカードを引き出します。SDカードを挿入するときは、SDカードを装置に入れてカチッと音がするまで押し込みます。なるべく装置の電源をオフにしてから、SDカードを挿入してください。ただし、装置の電源がオンの状態でも、治療中でなければ、SDカードを挿入することは可能です。カードを取り外してデータを確認する必要がある場合は、治療を中止した後、少なくとも2分間は待機してから、SDカードを取り外すようにしてください。
AirSense 10とAirCurve 10の機種はいずれも、SDカードスロットの隣に、SDカード取り出しの可否を示すLEDが付いています。LEDが点滅しているときは、装置がSDカードを使用中ですので、処理が終わるまで待機する必要があります。LEDが消えていれば、SDカードを安全に取り外すことができます。
旅行先での装置の使用
患者さんが旅行に行くのですが、商用電源が確保できるかどうか定かではないそうです。何か対策はありますか?
はい。レスメドが提供している DCコンバータ を使用すると、車やボートのバッテリなどをレスメドの睡眠治療装置の電源として利用することができます。詳しくは在宅医療会社にお問い合わせください。換気装置にはDCコンバータを使用できませんのでご注意ください。
旅行に適した軽量の付属品はありますか?
はい。レスメドのSlimLineチューブは、一般市場の中で軽量クラスの柔軟なチューブです。従来のCPAPチューブに比べて重量を40%、厚さを20%抑え、収納に必要なスペースも35%少なくなっているので、旅行に最適です。無駄のない設計により、患者さんがベッドで動いてもマスクが引っ張られることが少ないため、マスクが安定し密閉性が保たれます。
患者さんが旅行に睡眠治療装置を持っていきたいそうです。機器の保護に関してアドバイスはありますか?
レスメド製睡眠治療装置の携行には、レスメドのレスメドAirMini、AirSense 10オート、AirCurve 10 CS-A用キャリーバッグが最適です。治療装置から加湿器、チューブ、マスクに至るまで、必要なもの一式を安全に持ち運ぶことができる頑丈なバッグです。クレンジングワイプや予備のフィルタといった付属品の収納部もあります。
厚いパッドによる保護と荷造りのしやすさを両立しているだけでなく、手提げと肩掛けのどちらも可能で持ち運びがしやすくなっています。
常時の換気を必要としながら、ずっと自宅にいるのは嫌だという患者さんがいます。移動中に換気装置を保護するために、どのような対策をとるべきでしょうか?
レスメドは、AstralおよびNIPネーザルV/ クリーンエアVELIAの付属品専用の頑丈なキャリーバッグを提供しています。レスメドのバッグはいずれもベッドや車いすに取り付け可能です。また、中の装置のユーザーインターフェイスにアクセスできる構造になっているので、装置を取り出さなくてもアラームやコントロールを見たり、操作したりすることができます。
Astral移動用バッグ は、旅行中に生命維持換気装置Astralとその付属品を保護できる専用バッグです。手提げとしてはもちろん、幅広で快適な肩ストラップを使ってバックパックとして背負うこともできるため、持ち運びが容易です。また、収納したままの状態で装置を直接確認・操作できるほか、中で装置のアラームが作動した場合の音量も十分(45~75 dBAの5段階)なので、安全と安心の確保にも威力を発揮します。
NIPネーザルV/ クリーンエアVELIA移動用バッグは、衝撃やほこり、水から中の装置を守る頑丈な専用バッグです。
Airmini よくあるご質問
Airmini よくあるご質問
エアチューブに何種類もコネクタがあるのはなぜですか。
レスメドAirMiniのエアチューブでは、本体や対応するマスク(20シリーズのマスクやレスメドAirMini用AirFit P10マスクなど)との接続に専用のコネクタを使用します。CPAP治療のための新しいテクノロジー(ActiveAir呼気排出孔、HumidX無給水加湿システム、レスメドAirMini本体の小型化など)を導入しつつ、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現するには、この専用コネクタの採用が欠かせませんでした。コネクタは最新のレスメド製マスクに対応しており、AirSenseなどのCPAPシステムをお使いの場合でも、レスメドAirMiniシステムに簡単に切り替えることができます。
ActiveAirテクノロジーの仕組みを教えてください。
通常のマスクには、呼気排出孔として1つ以上の孔が開いており、吸気の前に呼気を排出する機能を果たしています。この仕組みはCO2の再呼吸を最小限に抑えると同時に、最低限のPAP圧でも必要十分な空気排出量を確保するためのものです。通常のマスクの場合、PAP圧が高くなるにつれて排出量が増えていきます。ところが、必要十分な排出量を超える空気を排出しても、メリットは特にありません。ActiveAirは、CPAP圧に反応して動作するシリコン膜の安全弁を採用しています。マスク内の圧力が高まると、ActiveAirにより、システムからのCO2ウォッシュアウトが維持される水準まで空気の排出が抑制されます。その結果、レスメドAirMini装置の圧力が高いときの空気排出量が少なくなります。
呼気排出孔の位置を変更した理由は何ですか。
呼気排出孔の位置変更により、患者さんやマスクと呼気排出孔との間にパッシブ加湿器「HumidX」を取り付けることができるようになりました。HumidXは、患者さんの吐く息が外に排出される前に、その呼気から温熱と湿気を取り込む仕組みになっています。そのため、正しく機能を発揮させるには、呼気排出孔の位置変更が欠かせませんでした。
HumidXの仕組みを教えてください。
オプションのHumidXシステムをエアチューブに取り付けると、患者さんの呼気がマスクの排出孔に到達する前に、HumidXを通過するようになります。HumidXは、排出前の呼気から温熱と湿気を取り込み、吸気に戻す役割を果たします。HumidXの動作は、鼻の自然な加湿プロセスを模したものであり、CPAP治療中の吸気の湿度を高める効果があります。以上のような仕組みが、使いやすさと呼吸の快適さの向上につながっています。
HumidXはどのくらいの頻度で交換する必要がありますか。
HumidXは開封後30日で交換しなければなりません。30日間毎日HumidXを使用していたわけでなくても、交換が必要です。HumidXの設計寿命は、治療期間内の使用日数ではなく、開封後の日付に基づきます。
30日以上、HumidXを使用するとどうなりますか。
レスメドは30日を超えるHumidXの使用を推奨していません。HumidXには設計寿命を超える期間のテストを実施していますが、レスメドがサポートしている安全使用期間は30日です。30日を超えてHumidXを使用すると、清潔さ、加湿性能、呼吸の快適さが低下し、レスメドAirMiniの安全で効果的な使用に悪影響が及ぶ可能性があります。HumidXをはじめ、レスメドAirMiniシステムの構成要素は、いずれも取扱説明書に従って定期的にメンテナンスするようにしてください。
レスメドAirMiniシステムはどのような治療モードを備えていますか。
レスメドAirMiniの治療モードは、AirSense 10 オートとまったく同じで、CPAP、AutoSet(レスポンスのオプションあり)、AutoSet For Herの3種類があります。
どうしてユーザーインターフェイスがないのですか。
レスメドAirMiniは、患者さんの好みに応じて、シンプルな操作性と豊かな使用感のどちらも選択できるように設計されています。そのため、レスメドAirMiniはシンプルにボタン1つで操作することも、付属アプリで充実した機能を使用しながら治療を受けることも可能です。
レスメドAirMiniと組み合わせて使用できるマスクの種類が限られているのはなぜですか。
レスメドAirMiniシステムは、ActiveAirとHumidXという2つのテクノロジーを使用することにより、世界最小クラスのCPAP装置でありながら、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現しています。そのため、レスメドAirMiniやこれらの革新的なテクノロジーに適合した新しいマスク群を開発する必要がありました。
レスメドAirMiniとスマートデバイスの接続方法を教えてください。
レスメドAirMini本体をスマートデバイスに接続する前に、最新バージョンのレスメドAirMiniアプリをスマートデバイスにインストールしておく必要があります。最新バージョンをインストールしていない場合は、App Store™またはGoogle Play™からレスメドAirMiniアプリをダウンロードしてください。ダウンロードが終わったらレスメドAirMini本体を正しく設定し、電源にプラグを差し込みます。設定の詳細は、装置の取扱説明書をご確認ください。次に、スマートデバイスでBluetooth®を有効にします。Bluetooth®を有効にする方法は、スマートデバイスの取扱説明書を参照してください。レスメドAirMiniアプリの初回起動時に、Cookieの使用に対する同意の確認と、レスメドの利用規約およびプライバシーポリシーの承諾が求められます。ようこそ画面でチェックボックスをオンにして、[続行]をタップします。レスメドAirMiniアプリでレスメドAirMini本体のBluetooth®ボタンを押すよう促すメッセージが表示されたら、本体のBluetooth®ボタンを押します。レスメドAirMiniでBluetooth®を使用でき、接続準備が整った状態になると、レスメドAirMini本体のランプが青く点滅を始めます。スマートデバイスで、[接続]をタップします。レスメドAirMini本体が検出されたら、付属品選択リストに「ResMedXXXXXX」という装置名が表示されます。リストから、この装置名を選択します。レスメドAirMiniとスマートデバイスを初めて接続するときは、認証の手続きが必要になります。レスメドAirMiniアプリでメッセージが表示されたら、[スキャンコード]をタップして、認証プロセスを開始します。レスメドAirMiniアプリに、スマートデバイスのカメラの使用を許可して、カメラの表示フレーム内に装置のQRコードを映すように促すメッセージが表示されます。注意:QRコードはレスメドAirMini本体の背面にあります。このほか、機器の背面に記載されている4桁のキーを入力して、認証を受けることもできます。最後に[続行]をタップします。接続に成功したら、レスメドAirMiniアプリの右上にBluetooth®接続アイコンが表示されます。注意:レスメドAirMiniは電源につながっている限り、待機モードで電源オンの状態になっています。電源につながっているレスメドAirMiniにBluetooth®をオンにした認証済みスマートデバイスが近づくと、両者が自動的に接続されます。1台の装置に一度に接続するスマートデバイスの数は、1つだけにしてください。
AirSense11 よくあるご質問
AirSense11 よくあるご質問
AirSense11とAirSense10に関する違いは何ですか?
AirSense11は、AirSense10と同様に、AutoSetアルゴリズムとAutoSet Fモードアルゴリズムを含む実績のある治療モードを提供します。AirSense11には、患者さんの体験を向上させ、患者さんが治療に慣れるサポートをするために設計された新しい機能があります。その内容には以下が含まれます:
- タッチスクリーンを採用し、直感的な操作を可能にしました。
- Care Check-In機能により、患者さんが医療従事者に装置の使用状況や使用感等主観的な情報をフィードバックすることを可能にしました。
- AirSense11からBluetoothにて接続可能になったmyAirアプリに、パーソナルセラピーアシスタント(PTA)が新機能として追加されました。PTAは装置や付属品のセットアップ、使用方法、トラブルシューチングの動画を提供し、ストレスなく治療に参画できるように設計されています。
- OTA(Over-the-Air)、ワイヤレス通信によるソフトウェアアップグレードが可能になりました。OTAのアップデート機能により、レスメドのCPAPソフトウェアのアップデートを装置に直接送信することができます。ソフトウェアのメンテナンスに加え、将来のリモートアップデートでは、医療従事者や在宅医療会社への価値を高め続けながら、患者さんが快適に過ごせるように設計された新機能が追加される可能性があります。
AirSense11は、数日分のデータを本体で確認することができますか?
AirSense11では、前夜のデータしか表示されません。複数のデータを確認するには、myAirアプリまたはAirViewを使用することをお勧めします。
装置設定時に一度回答したCare Check-Inの質問に再度回答することはできますか?
一度Care Check-Inの質問に回答した場合、再度、初期の質問に戻ることはできません。初期のCare Check-Inの回答を再度行う場合は、装置の初期設定と装置データの消去を行ってください。
AirSense11装置や付属品はどのくらいの頻度でお手入れをすれば良いですか?
以下の手順は家庭での洗浄手順であり、AirSense11のユーザーガイドに記載されています。複数患者の再使用を目的とした装置の再処理に関しては、クリニカルガイドをご参照ください。装置、加湿器タブ、エアチューブ、エアチューブ接続口は、説明に従って洗浄してください。
毎日
- 加湿器タブを空にし、清潔な使い捨ての布でよく拭いてください。直射日光の当たらない場所で乾燥させる。
- 加湿器タブに精製水を補充する。
週1回
- 加湿器タブ、エアチューブ、エアチューブ接続口を家庭用食器洗い用洗剤でぬるま湯で洗います。55℃以上のお湯で洗わないでください。
- 各部品を水で十分にすすいでください。
- 直射日光や熱の当たらない場所で乾燥させます。
- 本装置の外部を乾いた布で拭いてください。
注意
- 加湿器タブは、食洗機のデリケートモードで洗うことができます(一番上の段でのみ)。
- エアチューブは、食洗機や洗濯機で洗わないでください。
- エアフィルターは、洗浄や再利用ができません。
- マスクの洗浄に関する詳細な手順については、マスクのユーザーガイドを参照してください。
AirSense11はRPS IIと互換性がありますか?それとも、外部電源を使用することができますか?
AirSense11はRPS IIと互換性がありません。また、AirSense11に対する他社製のバッテリーの推奨はしておりません。
患者さんのスマートフォンのBluetoothが有効でない場合はどうなりますか?
myAirアプリやAirSense11装置の使用には、Bluetoothは必要ありません。患者さんがmyAirアプリをダウンロードし、スマートフォンのBluetoothを無効にしている場合、myAirアプリにAirSense11の装置情報を手動入力することで、連携することができます。その場合、パーソナルセラピー(PTA)機能の一部を引き続き使用することができますが、テストドライブ機能については、Bluetoothによるペアリングが必要になります。
患者さんは装置を開始するたびに、「医療従事者」か「ユーザー」かのいずれかを選択 するよう求めれますか?
いいえ。患者さんが「医療従事者」か「ユーザー」の選択を促されるのは最初の1回だけです。しかし、選択を行わずに治療開始のスタートボタンを押して治療を開始した場合には、装置を再起動すると選択が再び表示されます。
AirSense10同様に、P10マスクを使用するとAirSense 11のスマートスタート/スマートストップ機能に影響が出ますか?
AirSense11 ユーザーガイドより:ピローマスクを使用していて設定圧力が7cmH2O(7hPa)未満の場合、スマートストップは機能しないため、無効になります。
Care Check-Inでは、どのような質問がされるのですか?
Care Check-Inでは、患者さんの治療の最初の約30日間を通して、一連の質問をします。
- 治療の開始時に、患者さんにベースラインになる質問をします。例えば、“治療を始める前は、日中どの程度の眠気を感じていましたか?”
- 治療の初期には、週に1回程度、さらにいくつかの質問をします。例えば、以下のようなものです。
ⅰ「今週はどの程度眠気を感じましたか?」
ⅱ「治療はどうですか?」
ⅲ「最も困っていること/気になることは何ですか?」
Lumis HFT よくあるご質問
Lumis HFT よくあるご質問
ハイフロー酸素療法の動作音はうるさいですか?
うるさいかどうかは主観になりますが、動作音は流量の設定によって異なります。Lumis HFTは静音設計になっているので、使用中に眠ったり話したりすることができます。
Lumis HFTの使用中に、口で呼吸をすることはできますか?
はい。ただし、口呼吸をしていると、治療の効果が低下する可能性があります。
ハイフロー酸素療法の使用状況をどうモニタリングするのでしょうか?
Lumis HFTは治療データと装置データを記録し、簡単な操作で装置の使用状況をモニタリングできます。パルスオキシメーターと接続すると、SpO2を記録できます。また、呼吸装置治療支援プログラムレスメドAriView®により、装置データの遠隔モニタリングも可能です。
ハイフロー酸素療法はネブライザーと併用できますか?
ハイフロー酸素療法のウォッシュアウトにより、薬剤の沈着が少なくなるため、お勧めしません。
ハイフロー酸素療法では酸素の添加が必須なのでしょうか?
Lumis HFTは酸素添加の有無にかかわらず使用することができますが、担当医の処方に従ってください。
Lumis HFTと組み合わせて使用できる酸素供給源は何ですか? また、どのくらいの量の酸素を添加できますか?
酸素濃縮器から最大15L/分の酸素を定流量でLumis HFTに添加できます。あるいは、患者さん自宅の酸素ボンベや、病院では壁面の供給口を酸素供給源とすることも可能です。
Lumis HFTではどのような種類の鼻カニューラを使用できますか?
Lumis HFTではレスメドAcuCare HFNCカニューラの使用がバリデートされています。患者さんに合わせてサイズを選択してください。
装置にアラーム機能はついていますか?
Lumis HFTは、アラーム音を鳴らす設計をしておりませんが、安全のためにアラートメッセージを表示し、装置の動作を調整する機能を備わっています。一部のアラートは設定変更可能で(水チャンバーが空になったときのアラートなど)、それら以外のアラートは常時オンになっています。
侵襲的療法や気管切開を伴う場合にLumis HFTを使用することはできますか?
いいえ、侵襲的療法や気管切開を伴う場合には、Lumis HFTの使用は禁忌です。
装置のウォームアップにかかる時間はどのくらいですか? 患者さんはすぐに治療を開始できるのでしょうか? また、乾燥モードの所要時間はどのくらいですか?
ウォームアップには、そのときの室温に応じて10~20分ほどかかります。ウォームアップの途中いつもでも治療を開始できますが、ウォームアップが完了してから治療を開始することをお勧めします。治療が中止されると、装置は自動で乾燥モードになり、90分後に待機モードに入ります。
酸素用ブレンダーの使用は必要ですか?
いいえ。酸素は供給源から添加され、装置内で空気と混合されます。
解決しましたか?
解決しなかった方は、Contact Usボタンからお問合せください。