睡眠時無呼吸について

睡眠中に、無呼吸(10秒以上呼吸が止まる)や浅い呼吸(低呼吸)が何度も繰り返し起こる状態を睡眠時無呼吸症候群(SAS)と呼びます。

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呼吸のプロセスには、吸気と呼気の2つの異なるフェーズがあります。 意識的に吸ったり吐いたりすることはできますが、呼吸は神経系によって制御される自動反射です。

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COPDの症状と治療

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COPDの症状と治療

慢性閉塞性肺疾患(COPD: Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は、これまで「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれてきた病気の総称です。タバコの煙などを長年吸入することによって起こる肺の炎症が主な原因の1つです。

COPDが進行すると息切れ、息苦しさにより、運動能力や生活の質が低下します。1

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COPDの原因

COPDの主な原因の1つは喫煙であり、喫煙者や過去に喫煙習慣があった人は、非喫煙者に比べて明らかにCOPDの有病率が高いことが確認されています2

タバコなどの有害物質によって、細い気管支と肺胞で炎症が繰り返されます。 正常な肺は空気の通り道である気管支が徐々に枝分かれして、無数の風船のような小部屋に行きつきます。この小部屋が肺胞と呼ばれる、酸素と二酸化炭素の交換場所です。

この2つの炎症が組み合わさって、呼吸がしづらくなるのです。 他には、大気汚染、粉塵及び化学物質にさらされることもリスク因子として知られています3

COPDの症状

COPDは通常、数年かけて進行します。初期の徴候として、階段を上った時や家事をした時の息切れがあります。息をすることが大変な作業になるので、常に疲れていると感じることもあります。また、咳や痰が頻繁に表れることもあります。

大気汚染、アレルギー、かぜ、インフルエンザは、COPDの再燃(急性増悪)を引き起こすことがあります。また、COPDに罹患されていると、肺炎につながりかねない肺感染症を頻繁に起こすおそれもあります。

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COPDの診断

医師は症状、病歴、身体診察の結果、呼吸状態を調べる肺機能検査の結果を考慮して、COPD(慢性閉塞性肺疾患)かどうかを診断します2

肺機能検査では、チューブに息を吹き込むように指示されます。吹き込んだ空気は容量と圧力に関するいくつかの項目が測定され、結果が記録されます。さらに、肺を詳しく調べるためにX線検査やCTを受けることを勧められることもあります。

場合によっては、酸素(O2)と二酸化炭素(CO2)の血中濃度を調べるために血液検査を実施することもあります。

COPDはどのように治療されますか?

今のところCOPDが完治することはありませんが、治療によって症状を軽減し、長期的な進行を遅らせることは可能です。 COPDに対して推奨される治療法には以下のようなものがあります。

  • 禁煙 喫煙している方は、禁煙がCOPDの進行を遅らせる一番の方法です4
  • 薬 各種の吸入薬、ステロイド、再燃(急性増悪)の頻度抑制、再燃時の重症化予防などを目指します4
  • 呼吸リハビリテーション 運動と疾患についての教育を組み合わせたプログラムも、症状に対処し、COPDをうまく管理するうえで役立ちます5

  • 食事 COPD患者さんによっては、食事を変えることによって軽快する場合があります4
  • 酸素療法 血中酸素飽和度が正常でない(低酸素症の)患者さんには、酸素療法が有効な場合があります4
  • 非侵襲的換気 既存の療法を補助するものとして非侵襲的換気を追加すると、息切れを減らし、呼吸数や血液ガス交換を改善できる可能性があります5。さらに生活の質が向上する場合もあります6

参考資料

+ -
  • Source: Boers et al JAMA Network Open 2023

  • 目覚める、最高なジブン。

    オーストラリアで1981年に創業、現在は日本を含めた140か国以上でユーザーと社会に貢献しています。レスメド(ResMed)のデジタルヘルス技術とクラウド接続型医療機器は、睡眠時無呼吸症候群、COPD、その他の慢性疾患を持つ人々がより健康で質の高い生活を送れるよう、自宅での治療を可能にする革新的なソリューションを開発しています。

    特に創業のきっかけでもある睡眠時無呼吸症候群に関しては、幅広い人々にご自身やご家族の睡眠時無呼吸症候群に気づき、快眠につなげていただける機会を提供しています。