睡眠時無呼吸の併存疾患

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と中枢型睡眠時無呼吸(CSA)は、呼吸器系、神経系、循環器系、内分泌系に影響を及ぼす疾患を併発することがあります。

睡眠時無呼吸と心不全

心不全の患者さんの最大50%が、中枢が他睡眠時無呼吸(CSA)、チェーンストークス呼吸(CSR)、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)といった中等度から重度の睡眠呼吸障害(SDB)を抱えており8、これらが複数併発することもあります9

睡眠時無呼吸と高血圧

睡眠呼吸障害(SDB)の患者さんは、他のリスク因子の有無にかかわらず、高血圧のリスクが高くなります1-5。このリスクはSDBの重症度に相関し、SDBが重度であるほど、高血圧の発生リスクも高くなります。

睡眠時無呼吸と脳卒中

脳卒中や一過性脳虚血発作の既往がある患者さんも、多くの場合SDBを抱えていることがわかっています14が、未診断であることがよくあります。

睡眠時無呼吸と2型糖尿病

2型糖尿病の患者さんには、睡眠時無呼吸がよくみられます19。また、睡眠時無呼吸はインスリン抵抗性、グルコース不耐性、メタボリックシンドロームとの間にそれぞれ独立して関連性が指摘されています20-22

併存疾患の詳細 睡眠呼吸障害 (SDB)

参考資料:

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  • Peppard PE et al. N Engl J Med. 2000