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COPDに対する在宅ハイフロー酸素療法に関する研究

在宅ハイフロー酸素療法の作用機序とCOPD患者さんの臨床成績に関して、最新の臨床研究で得られた主な知見をご紹介します。

在宅ハイフロー酸素療法の臨床的メリット

このページでは、「HFT(ハイフロー酸素療法)」という略語で経鼻HFTを表わします。

在宅ハイフロー酸素療法(HFT)の臨床的なメリットには次のものがあります。

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気道分泌物管理の改善1
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快適度の向上(十分な加温と加湿の送気)
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高強度運動時の呼吸困難の軽減2-4
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呼吸仕事量(WOB:work of breathing)の軽減 5

ハイフロー酸素療法は低酸素血症性呼吸不全のCOPD患者さんに次の効果をもたらすことが明らかになっています。

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COPDの急性増悪(AECOPD)の減少6,7,14,15
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入院頻度の低下と症状の緩和 - 初回増悪までの期間延長6,7,14,15
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生活の質(QoL)の向上6,7,14

HFTはシンプルかつ簡便な治療法であり、COPDの在宅治療として、臨床および患者アウトカムの両側面でメリットが期待できます。HFTは現在、主に急性期病院で成人を対象に使用されていますが、COPD患者さんに適した長期の在宅治療法としても用いられるようになりつつあります 6,7,14,15

作用機序と臨床的なメリット

HFTは粘液線毛クリアランスと分泌物管理などの複数の機序をサポートし、呼吸の改善を通じて呼吸仕事量を低減させて、患者さんの快適さを高めることが期待できます1,5,11,12,13

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治療成績と患者さんのメリット

補助療法としての在宅HFTは、COPD患者さんの急性増悪と入院の頻度を減らし6,7,14,15、 粘液貯留1、咳1、高強度運動時の呼吸困難 2-4 といった症状を改善する一方で、患者さんのQoLを通常のケアよりも高く維持または改善します 6,7,14

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患者さんの快適さと生活の質

長期にわたって在宅でHFTを受けているCOPD患者さんは、LTOT(Long Term Oxygen Therapy)単独の通常ケアを受けている人に比べて、QoLスコアの維持や向上が認められることが明らかになっています6,7,14 。HFTは忍容性に優れた治療法であると考えられ7、粘液線毛クリアランスや分泌物管理を改善したり1、高強度の運動に伴う呼吸困難を軽減したりすることで 2-4患者さんの快適な生活に寄与します。

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レスメドLumis™ HFT

直感的に操作ができる使い勝手抜群の、レスメドハイフロー酸素療法装置。COPD患者さんが快適に在宅治療を続けていくための機能を備えています。

レスメドが推奨するカニューラのみご利用ください。

References:

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  • Hasani A, et al. Domiciliary humidification improves lung mucociliary clearance in patients with bronchiectasis. Chron Respir Dis 2008;5:81-86.